☆ WF2016冬
2016.-2.-7


4年ぶり、スポット参加・・・の巻

2016冬

注:このレポートは自分自身を振り返るために記載しています。


これまでのあらすじ

2006年から活動を開始した「美少女原型愛護協同組合」でありましたが、

▲ 比較的評判の良かった方々

煩わしさ回避でオリジナルに移行して完全に右肩下がり。
いや下がりきってしまい、下がりしろすらない状況でした。

某イベントの落選をきっかけにモチベーションも急降下。
ディーラー名が悪いとか散々なことを言われながらも、
それでもなお細々としつこく活動を継続していましたが、
完全に力尽きてしまい店じまいしたのが2012年でした。


◇ 再び参加するにあたって ◇

前回参加した2012年とはシステムが変更されており、
新規にディーラー登録をする必要がありました。
登録したディーラー名も固定され変更できません。
「さてどうしたものか・・・」と一思案しましたが、
壊されようが殴られようが、旧名を変える気にはならず、

「美少女原型愛護協同組合」 にしました。

でも本当はこの名前、あまり評判は良くありません。
長いだの語呂が悪いだの、その他いろいろと。


前回のWF(2015夏)では酷い目にあいました。
まず高速を降りて最初の交差点が渋滞で曲がれない。
駐車場入口まで来るも入場待ちの車列が2列で続く。
一応並んだ入場待ちの列で、20秒ほど考えてみる。
「今回は別にいいや」
会場を目前に即帰宅と、潔い行動しかしませんでしたが、
これも今回の出展を既に目論んでいたというのもあります。



今回は近々になるまで参加する旨を秘匿していました。
合格通知が出た段階で多数の落選者がいることが分かり、
休止していた者が声を上げることはないと思ったからです。


ガイドブックの効果は・・・???

積極的な宣伝は全くしませんでしたので、上記効果による、
事前にチェックされたと思わしきは2,3名いたか、いないか。
有名ディーラーか版権モノがないとチェックはされませんね。


今回は一般用とディーラー用の表紙が異なってました。



事前準備から当日まで

原型については作りかけていたものを秋までに仕上げ、
そのまま型取り・複製を11月中に完了させておきました。
人形以外の部分を12月に完成させ、1月にかけて塗装と。
イベント1週間前までにほぼ準備完了の状態にしました。

しかし、前回が4年前なのでイベント用の機材が散逸し、
家の中を探し回るというドタバタがありました。
連続参加だとこんなことはなかったのですが。

前日搬入についても荷物を減らして運ぶ物も少ないので、
交通事故やインフル回避を考慮して行きませんでした。

前日は早めに就寝して4:00起床と考えていましたが、
布団に入ったものの、、、寝つけなかった・・・
当日は車で移動するので酒を飲まずに寝たのですが、
普段飲んで寝るので寝つけなかったのかと思いました。
そんなことで、起床予定の4:00まで寝てない状態で、
そのまま身支度や最終確認し、5:00前に出発しました。

道路が混んでいそうだったので早めに家を出ましたが、
実際には渋滞もなかったのでゆっくり走っていきました。
駐車場で時間を潰しつつ、6:30を過ぎてから会場入り。
「列車は時間まで走ってきません」とか言いながら、
開場時間までゆっくりと休みながらの設営作業です。



◇ 今回のテーマ ◇

「欲しいと思ったのに既に商品がない」
そんな空しさを皆で共有しよう!

分かり難いテーマですが、詳細は後述するとして、
ただただ、作った物の発表の場として参加しました。
版権モノは煩わしいのでオリジナルのみ。
次回予定なし、単発のスポット参加です。
版権モノなしの場合の参加手続きは、当選確認後、
参加料を支払った時点で終了、非常に簡単です。







両隣はSisioCraftさんとKuni20xxさんでした。


▲ 設営完了

開場前の管内はまだ暗いですね。
展示台の普通布使用が禁止されたので、流行の例の台です。
場所はホール間シャッター前の島で寒そうかなと思ったので、
厚着してきたり、使い捨てカイロを持ったりしてきました。
あと、風も心配だったので展示台の横の衝立も追加しました。

横の変な制服は、私が高校時代に着ていた・・・(大嘘)
(一応書いておきますが、市販のコスプレ衣装です)
寒そうな場所なので視覚的にも温まろうというものです。
こういうの好きな人たくさんいるではないですか(笑)



▲ 今回は2体展示

左は新作”それいけ やれいけ EF57”
右は参考出品”謎のトロッコ押し” 

WF特別企画「サロンエクスプレスそよかぜ」ヘッドマーク付。
EF57とは関連性がありませんが、語呂がいい列車名なので。
EF57の後ろには元ネタが分かるように古い雑誌記事を掲示。


2体は、人形本体は同一、相方の車輛が違うだけです。
以前、色違いの2体を前後ろに展示したことはありますが、
今回は付属品や展示台にも少しだけ手間を掛けてみました。

基本形のEF57は前向きに、派生のトロッコ押しを後ろ向きに。
トロッコ押しは尻の辺りを眺めるために作った参考品です。
後姿を楽しむ作品があってもよいと思ったのがきっかけです。

トロッコ押しはサイトでも途中のチラ見せ程度しかせず、
基本秘匿してましたが、今会場で初公開となっております。



◇ こんなの買うやついるのか? ◇

答:いません。(たぶん)

だんだん完成に近づいていく中で予感が確信になります。
キットにするには条件が悪すぎる構成となっているのです。

・自作する部分が多い
・別パーツの方が高価
・そもそも原型がダメ  

台車は含まず、デッキは自作です。しかもパーツが高価。
売れるか不明な物に使う市販部品は事前に用意できず、
部品が不足していると言われれば、キットにはなりません。
市販パーツでも含まれていないと返品される時代です。
故に”完売”の表示を開始早々に出そうと考えました。
仮に欲しいと思う人がいれば悔しがってくれるではないですか。
見る方も、見せる方も、空しさを共有するという展示方法です。
前述した”今回のテーマ”がこれです。(というか自己満足)


▲ 一応本体は用意してあります

本当に何もないと姿勢としてどうかというのがあるのと、
話のネタになるように数体だけ持ち込んでいました。
テーマとは矛盾しますが、逃げ道は残しておかないと。


◇ 10:00きっかりに開場 ◇

開会宣言と同時に人が動き始めます。いつも通り。
10:10でホール間シャッターが開くと、さらに凄い人波。
4〜6ホール側からの人の流入が本当に凄い勢いです。
「隣ホールの方が充実度が高い気がするけど」
などと思いましたが、そんなことは関係ないですね。

隣の島のディーラーの列がこちらの卓前まで伸びてくる。
島間の通路で一旦交通整理して、こちらまで伸びている。
「どこのディーラーか分からないけど凄いね〜」
などと隣卓の人と話ながら列や人波を眺めていました。

そんなことをしていたら、

完売札出すの忘れてた。


まぁ、午後になってから予定通り完売表示にしましたが、
出そうが出すまいが誰も購入しないので結果は同じ。

しかし、わざわざ立ち止まって見たり、撮影する人がいたり、
私の中では比較的注目度を上げられた展示になりました。
展示台が半透明で人がいるいないが分かるのも良いです。

拙作をご覧いただき、ありがとうございました。



皆さん、いろいろな問いかけがあったりしますが、

問:こんな参加方法で楽しいのか? 
答:すごく楽しいです。 いや本当に。

参加理由は人それぞれ、私は作品発表の場としてです。
マトモなところが落選し、カスが出てると言うことなかれ。
「カスディーラーにも五分の魂」ですよ。
参加希望数に合わせ、会場を拡大することを望みます。


◇ 終わりに ◇

今回、ディーラーとして再び参加するにあたって、
何名かの方にお祝いを頂きました。
こんな私のことでも気に留めていただいていたことが、
たいへんに嬉しくありがたいことだと思いました。
この場を借りて感謝の気持ちを記したいと思います。


次は何か新作が完成した時に参加したいと思いますので、
次回出展については現状では未定となっております。

では皆さん、ごきげんよう。(完)



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